抒情歌 、「遥か山の辺の道」 の誕生
       
◆ もてなしの会のテーマに   こころの唄ができるまで    
   7年前、会員の中から「ご当地ソングが全国的に広まっているのに、  
◆古代の官道、山の辺の道◆
  我々の地元にはそうした歌がない。「カラオケの好きな仲間も寂しい    桜井市の三輪山のふもとから奈良市の
  思いをしているのではないか?」という声が出てきました。
  春日山のふもとまで奈良盆地の東麓を南北
    おりしも、山の辺の道を世界遺産に登録申請しようという動きが   に結ぶ古代道路のひとつ山の辺の道
  あるという報道を耳にしました。そこで山の辺の道をテーマにした   全長は約35km。
  歌を作ろうという思いが強くなりました。
   現在、一般的なハイキングコースとして親
    こう話すのは、抒情歌、「遥か山の辺の道」の原作者で会員の   しまれているのは、天理市の石上神宮から
  盛岡 甫さんです。   桜井市の大神神社付近までの約15kmで
      山林、集落、田畑の間を縫うように通って
◆ 日の目を見た労作   いる。また、眼下の奈良盆地には古墳や
   作詞は一日足らずで出来た。なにしろ学生時代から詩をたしなみ、
  遺跡が点在。西には生駒山、二上山、
  趣味では洋の東西を問わずに映画を鑑賞してシナリオにも興味が   葛城山や金剛山をはじめ、畝傍、耳成、
  あった盛岡さん。ところが、しばらくは日の目を見なかった。   香具山の大和三山も遠望できる。
  作詞はしたものの作曲の手段がない。もちろん補作や編曲にも    
  縁がなかった。
 
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    そんなおり、もてなしの会事務局長の永田禎一さんから朗報が  
  もたらされた。永田さんたちが通うカラオケ店を通じて曲作りを  
  手伝おうという話が舞い込んだのだ。補作のために、会が製作した  
  冊子「柳本百選」などを参考にして歌詞が、次いで作曲から  
  編曲へと進んで1年後、ついに「遥か山の辺の道」が完成した。  
  作曲と歌唱はプロの演歌歌手、奥野てる子さんが担当した。  
     
◆ 2011年に晴れの舞台で発表  
   曲の完成に盛岡さんはじめ、関係者は感激ひとしお。  
  ついに念願のご当地ソングが出来たのだ。CD化を進めると同時に  
  発表の機会を模索した。そして2011年12月24日、川西町の  
  コスモスホールで盛大な発表会が催された。
 
    会場にはもてなしの会員やカラオケ店の関係者らで満員。  
  万葉風の曲にソフトな歌詞がぴったりとあって、情景が目に浮かぶ  
  ような曲が会場にこだました。その後、田原本町のカラオケ喫茶、  
  楽園のオーナー前川茂さんの尽力もあってDAMにものせられ、  
  全国のカラオケ店などでも聞くことができるようになった。
 
    遥か山の辺の道の歌詞は、首都圏から何回か奈良・大和路を  
  訪れたことがあるシニア世代の男女グループが再び奈良を訪れ、  
  山の辺の道から奈良盆地を眺めながら古のたたずまいを思う  
  情景を描いている。         (BGM:音源はYoutubeより)